凱風快晴
北斎の凱風快晴にはシビれます。
通称「赤富士」とも呼ばれますね。
朝日を浴びると、こんな風に本当に赤く見えるらしい。
凱風というのは「そよ風」だそうです。
まことにすがすがしい。
こういう雲って、実際あるよね。
ひつじ雲?いわし雲?どちらかですね。
なに? 雲がたくさんあるから快晴じゃないって?(^^)
ま、お天気の専門家にお任せします。
ずいぶん前だが、はじめて凱風快晴を見た時
一見しただけでノックアウトされた。
雲の形のリズミカルな変化がたまらない。
そして夏の富士山頂にわずかに残る雪が美しい。
雲も残雪も細かい所はスッパリ省略。
青空と白い雲、赤茶の富士と白い雪
その輪郭の面白さとコントラストだけで十分、というわけですね。
点描で描かれた裾野の森も心地良い。
富士山の山肌にあらわれた木版画の木目がいい味。
その木目も計算済み?
、、、なんてのは贔屓のしすぎでしょうか。
wikipediaの「富嶽三十六景」の項で
富嶽46景すべてが精細な画面で見られます。
皆様どうぞ御覧あれ。
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