「子狐こんこん」「イスラエル国歌」「交響詩モルダウ」

子狐

https://www.youtube.com/watch?v=FSMLzcj50Ps

「こぎつねこんこん山の中 山の中
草の実つぶしてお化粧したり もみじのかんざし つげのくし」
なんて、かわいい歌詞がついているけど、元歌のドイツ童謡では
「ガチョウを盗んだ悪い狐よ!返さないと鉄砲で撃つぞ」
なんちゅう物騒な歌なんだそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=YqXqQNUWrWA
http://www.worldfolksong.com/songbook/germany/fuchs-hast.html


もう少し、さかのぼると、これはチェコの童謡で
狐じゃなくて猫なんですな。

https://www.youtube.com/watch?v=JozBpaqB0Lo

チェコの童謡

Kočka leze dírou

Kočka leze dírou,pes oknem,pes oknem.
Nebude-li pršet nezmoknem,nebude-li pršet nezmoknem.
A když bude pršet zmokneme,zmokneme,
na sluníčku zase uschneme,na sluníčku zase uschneme.
Do postýlek potom půjdeme, půjdeme
až do rána spinkat budeme,
až do rána spinkat budeme.

猫は登りボア穴、窓の犬、犬の ウィンドウを登ります。

浸 さ取得雨が降っていない場合は、雨が浸し取得する場合。

雨 が濡れたときや、濡れ、太陽の乾燥を回し、

そ れが再び太陽の下で乾燥します。

そ の後、我々は我々がする朝までbeddy、

我々 はbeddy朝に上がる、ベッドに行きます。

online 翻訳だとぜんぜん理解できないんですけど、
猫と犬が登場するかわいい歌みたいですね。
だれか、チェコ語教えて下さい。


さらにずーっと遡ると16世紀のイタリアの歌なんだそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=4HXfC0LJbl0
http://www.worldfolksong.com/songbook/italy/mantovana.html
さすが!、やっぱりイタリアは音楽のふるさとなんですね。


イスラエル国歌にもなっている。
https://www.youtube.com/watch?v=JvDrBXBUx8E
不思議だが、ちゃんと理由があって、それは、
昔は、東欧にはユダヤ人がとても沢山住んでいたそうです。(今でも)
それで、多くのユダヤ人たちにとってなつかしい歌、といえば、
東欧の民謡、という事になるのでしょう。

(注:すべてのユダヤ人がシオニストであるとは限らない。

   イスラエルの、昨今の暴力的な政策には、心痛めて いる人も多いそうです)


「交響詩モルダウ」はスメタナが故郷チェコへの限りない愛を音楽にした名曲ですね。
チェコの民謡がベースになっているのです。

モルダウ

https://www.youtube.com/watch?v=M3SmylXuTUc

ここまで読んでいただければ、
なぜ、
「こぎつねこんこん」「イスラエル国歌」「交響詩モルダウ」
が、似ているか、おわかりになったと思います。
、、、

そんなわけで東ヨーロッパは、人種のるつぼなんですね。

だから戦争が絶えない。
非常に悲しい事ながら、、、、、。


 

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