日本人は李朝と信楽で死ねる
「日本人は李朝と信楽で死ねる」ってもう、、、
こういう「ワケノワカラナイ」ことわざ(?)があるんだよね、わが業界には。
そもそも李朝って、日本じゃないでしょうに。
それがどうして日本人が死ねるわけ?
こういう、支離滅裂な言葉を残したのは、小山富士夫氏らしい。
と、悪口を言いながら、でも、なんとなくわかりますな、これが。
李朝って、例えばこういうのでしょ。
いいねえ。
写真は
「松生庵文庫」という骨董屋さんから無断で引用させて頂きました。
ゴメン。宣伝するから許して、、、、
骨董品を御用命の方はどうぞ下記へ。
http://www.shouseian.com/
信楽の写真は、山のようにあるからググッて見て下さい。
李朝と信楽は見ると何か安心できるものがある。
小山富士夫氏だって、
なにも李朝と信楽だけが素晴らしいと言っているわけではありません。
華麗な物も、リッチな物も、精密な物も、彼は見ています。
プロだから、当然だ。
色々、素晴らしい物が世界にあるが、李朝と信楽は、
例えば、自分が死ぬときに棺桶に一緒に入れて貰いたい
と言うような感じを述べた表現なんでしょう。
真似して作るのは難しくはないが(いや、かなり難しいけど(^o^))、、、
形とか色とか釉薬がどうこうとか、そういう意味ではなく
これほど「思い」を入れて貰える作品って、そうそうあるものではない。
うーん、、、
俺がめざすべき境地だ、、、、、
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