4/27 新潟臨港埠頭
26日はお仕事。今晩出発だと言うのに、容赦無い残業に突入してしまいました。さすがにリミットというものがあるので、切り上げはしましたが。さて、手短に荷物を詰めていざ出発。つくばからTT-R Raidに乗って冷やかしに来た悪友が見送りという寂しい出発であった。ま、そんなことはどうでもいいとして、新潟まで約400km、ひた走りに走りました。
朝7時眠い目を擦って、ようやく新潟に到着。市内に入ると、ロシアンラリーのエントラントと思われるライダーとすれ違うようになる。うーん、みんなどんな気持ちなんだろうね。
●新潟港からロシア時間は始まる

ロシア時間!ロシアは今大変な経済状況にあるため仕事が無い!与えられた仕事をすぐ終えてしまうと仕事が無くなってしまう、ということで、わずかながらの仕事をゆっくりやるため、いつまでたっても作業が進行しないで時間が過ぎていくという状況です。時間におおらかというかアバウトというか・・・。集合が朝に7時、なのに出航したのは夕方でした・・・。毎日、ロシア時間でラリーは進んでいきます。さて、この間何が行われるかというと、レギュレーションに従ってマシンの車検と装備品のチェックが行われました。車検は保安部品や各部のガタなどのチェック、あとは携行品のチェックです。ここしばらくスポークやら各部の増し締めやっていなかったのでやばいかなぁ、って思ったのですがなんとかクリアー。助かりました。集まったマシンは250ccクラスが主流、オレのマシンもSUZUKIのDR250R。ハンドガードとかこてこてにガード類+キックスターター+エンデューロレース用タイヤを付けたフル装備。ま、他のエントラントのマシンも車種が違うだけでほぼ同様の装備のようでした。そのなか、750cc以上ののビッグオフロードが5台(うち2台はBMW製オフのGS800+GS1000!)4輪はスズキ・ジムニーが6台!しかも、ノーマルからは程遠い改造のクロカン仕様(シュノーケル付きとかプロジェクター付とか)。それに新車でドノーマルのデリカ(新婚のカップル)やパジェロJr.。うーん、みんなキれてる。
この先、どうなるんでしょ?ま、ここに集まった連中は、みんなオフを愛する仲間です。初対面だろうが何だろうが、上手くやっていけるんですよ。なお、最年少は4輪はパジェロエボリューションのパパのナビを務める14歳の女の子、2輪は19歳、最年長は64歳のおじさん(おじいさん)でした。25歳のオレは若者の部類です。平均年齢高いです。
  さて、車検が終わればすぐ積み込みが始まるのかと思いきや、どーもその気配が感じられない。船は荷積み作業をしているのだが、ラリーに関係あるようなものは何一つ積んでいない。ごく普通の中古車や生活物資の積み込みが行われている・・・。これって、ロシアに輸出する物資の積みこみかよ!ちゅーことで、延々生活物資の積み込みが行われたあとにマシンの積みこみとなりました。うーん、これがロシア時間ねぇ。

●ひたすらマグロになる

4/28 船上にて
今日は、ナホトカに向かう船の上で一日を過ごす。船酔いでマグロ状態でした。ここのところ小さいフェリーとかで旅することもあり、船酔いしない自信があったのに全然駄目でした。最悪の1日。日本海ってこんなに荒れているのか。この日、エントラントのほとんどはこんな感じで、食堂に現れたのは僅かだったらしい。おまけに、船内フォーラムとして、明日から始まるラリーの説明ミーティング。さすがに、現地の情報とか、入国審査とかの説明があるので、逆流しそうなのを押さえてフォーラムへ。ここでも、ほとんどの人がぐったりしていました。全日本モトクロスでV9という偉業を成し遂げた東福寺氏は、船に乗るだけでダウンしてしまうというほど船に弱く、昨日の出航からベットの上でぴくりとも動かないでいるそうだ。フォーラムでの挨拶も代理+部屋とフォーラム会場を無線で通信だもん。笑っちゃいました。
フォーラムではラリーに関する注意事項、コース、道路事情や住民などの現地情報が報告されました。こういうのを聞くと、ラリーが始まるんだ、と実感してしまいました。道路事情が悪い+ラリーなのでまともじゃない所を走るということで走行に関する注意が一番多かったです。また、この時点でコマ図が配布され、部屋で1ページづつ貼っていきます。かなりの枚数があるのですが、この作業をやっていると走り出すのが待ち遠しくてたまりません。ロシアで走りまくる!っていう目的が無ければ、船酔いまでして旅したいと思いませんよ。とにかく、楽しみが待っているからこそ、地獄の船酔いも我慢できるというもの。
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