弔辞..。
悲惨な事故や凄惨な犯罪で亡くなる人のニュースが連日のように報道されています。
そして、しめやかに営まれた葬儀の模様が放映されます。
参列者の涙をさそう弔辞のシーンが写しだされます。
ある人は素晴らしい名句を連ね、ある人は活ける人に語りかけるごとくに話します。
またある人は自ら涙に堪えられず、絶句してしまいます。
でもねぇ..。 へそ曲がりの私は、ついつい思うのです。
あなたは、仏さまに向かって話しているのでしょう。
後ろで聞いている大勢の人は、いかに名文句を聞かされても、拍手することも出来ないのです。
そのことを考えれば、弔辞は一刻も早く終わるのが礼儀ではありませんか。
語りかけておいおい泣くのは、みんなが帰ってからか、みんなの来る前かに、ひとりでお泣きになったら..。
それから喪主の人にも云いたいのです。
大勢の人を集めておいて、その人たちの時間をつぶして、泣くな!!。
もそもそと、メモをみて頭を下げ、辛うじて、 ご焼香をお願いします。 と云う人を見ると私は、
がんばつてぇー。 と 云いたくなるのです。