NHKの歌番組です。
一曲歌い終わると 『ありがとうございましたぁっ。』と司会のアナウンサーが絶叫します。
なんだ あれは...。 と 私は首をひねるのです。
司会のアナウンサーも含めて出演者のグループでしょう。
視聴者のみなさんに見て戴く、聞いて戴く という感覚はないのですかね。
NHKがお願いして出演して戴いているのでしょうか。
昔々のことになってしまいましたが、昭和20年代の終わり頃から30年代にかけて
ジャズコンサートが盛んに開かれ、白黒のテレビでも放送されました。
その頃 ブルーコーツ というバンド専属の司会者で 小島正雄 という人がいました。
人気の司会者で、他のバンドの司会も手がけることが多かったのですが、
この人は 『つぎにペギー葉山が歌います。』と、歌手はすべて呼び捨てでした。
自分も含めて、出演者は、すべてお客さまに聞いて戴くためにここにいる.という意識が明瞭で
好感を持たれました。
こんな司会者を求めてももう無理なんでしょうかね。