◎中里七ッ舞の始まりは,今から天保時代にさかのぼるといわれ,荒れ地を開墾した当時の人々の生活を表現した舞だと言われています。
 創始以来昭和15年頃まで舞い継がれていましたが,その後衰退時代が続き,10年くらい前から地元の小中校生を中心に保存伝承に取り組むようになりました。
 中里小学校では,地域の誇りでもある郷土芸能を伝承することは教育的に価値があるととらえ,平成11年度からクラブ活動の時間に4年生以上が取り組んできました。平成13年度からは,全校児童が伝承活動に取り組み,春の運動会や秋の収穫祭でその舞を地域住民に披露しています。
 舞は,「道具取舞」「横ばね」「組ちらし」「鳥居がかり」「道具納め」の順で天孫降臨の際の行路障害破却の道案内をかたどったものと伝えられており,五穀豊穣の,家内安全,大漁を祈願する勇壮活発な舞です。
 左の写真は,平成13年5月27日(日)に行われた大運動会の時のものです。初めて全校17名が力を合わせて舞った『中里七ッ舞』です。練習の時の合言葉は,「岩泉一の七ッ舞を目指して!」でした。舞を終えた時に地域の大勢の人から,大きな拍手をもらい子ども達は大満足でした。子ども達からは「もっとうまくおどれるようになりたい。」という言葉も聞かれました。
 10月8日(体育の日)には,NHKBS「お〜い!にっぽんー今日は,とことん岩手県」にも出演しました。今年の運動会でも披露しますので,子ども達の力強い舞を,是非見にいらして下さい。
 
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中里七ッ舞の紹介