色温度
なお、私、「温度の色」なんて,
自分勝手な言葉を使ってしまいましたが、
これは物質の熱から出てくる「温度の色(黒体放射、空洞放射)」でして、
非接触温度計なんかは、これを測っているわけです。
それに対して「色温度」という非常にまぎらわしい言葉もありますが、
こっちは「照明機具の色」の事です。
色温度は、写真、印刷、テレビ等の技術者にとっては、とても大切なことです。
物の色の見え具合は、照明によって大きく変わるよね。
で、各種の照明機具はなるべく太陽光に似せて作られているのですが、
なかなか太陽光と同じにはなりませんね。
でも照明機具業者は、太陽光に似せるべく、いっしょうけんめいに努力しているのです。
晴天時のお昼頃の太陽光を標準の照明として
(地球からは黒体放射温度5000度K(ケルビン)前後に見える)、
照明機具の色相を「温度の色(黒体放射、空洞放射)」の「何度K」を借りて表現するのです。
これを「色温度」と呼ぶってわけなのだ。
この「色温度」の数値で、たとえば朝の色、昼の色、夕方の色
等々の照明の設定をするわけです。
あるいは昨今では、コンピューターグラフィックスにおける色相の設定ですよね。
(ここで言っている照明という言葉は、おなじ「照明」と言っても
芝居、音楽等の舞台における赤や黄や緑などの
特殊な効果をねらった「人工的な照明」とは、全く意味がちがいます)。
、、、、、
「温度の色」なんて、勝手にへんな言葉を使ってしまって、、、スイマセン、、、。