野活キッズクラブB
11月20日(土)〜21日(日)に、「野活キッズクラブB」が行われました。第3回となる今回は、「秋だ!仲間と語り合おう!〜広田を知ろう〜」をテーマに、16名のキッズが様々な体験をしました。
1日目、陸前高田市小友町にある箱根山にバスで上り、山頂付近にある展望台から広田湾を一望しました。とても天気が良く、遠くの方には宮城県石巻市の金華山まで見えました。
マルゴト陸前高田の齊藤さん、広田町長洞地区の齊藤さんのお二人から、展望台から見渡せる景色や岩手県の形と広田町の位置について説明していただきました。
箱根山の中腹にある「杉の家はこね」では気仙杉の木材で「絵付け体験」をしました。職員の千葉さんに、杉の板をかわいい形に切り抜いて準備していただきました。まず、紙やすりで表面をなめらかにしました。次に、ペンや色鉛筆で思い思いの色をつけて楽しみました。最後にひもをつけて、作品が完成しました。
「気仙大工左官伝承館」には「希望の灯り」が灯っています。神戸市にある阪神淡路大震災のモニュメント「1.17希望の灯り」から分灯されたものです。職員の及川さんから、この灯りに込められた思いを説明していただきました。その後、気仙杉を使って気仙大工の技法で建てられた家のなかを見学しました。
最後に、わんぱく広場でローラー滑り台を楽しみました。
2日目、黒崎仙峡までバスで移動し、展望台まで散策しました。とても良い天気で、水平線まできれいに見えるすばらしい景色を堪能することができました。
また、海岸まで降りて波打ち際で遊んだり、黒崎神社の境内を歩いたりしました。
「景色がきれいで、来て良かったです。」という感想をいただきました。
広田町の泊漁港に移動すると、釜石海上保安部の巡視艇が迎えてくれました。
子どもたちは2グループに分かれ、交代で「巡視艇の見学」「海の安全教室」の2つの活動を体験しました。
巡視艇内では操舵室を見せていただいたほか、ロープワークの実習もさせていただきました。
安全教室では、ライフジャケットの着用法や、膨張式ライフジャケットの仕組みなどを教えていただきました。また、離岸流にあったときや、海に落ちてしまったときの対処法なども教えていただきました。
午後は、広田町の中沢浜貝塚を見学しました。
三陸ジオパーク認定ガイドの吉田さんにガイドしていただきながら、貝塚のこと、縄文時代のことに関する内容だけでなく、三陸沿岸を襲った津波の歴史についても学ぶことができました。
子どもたちの感想を紹介します。「わたしは、東日本大震災のあとに生まれたから分からないことがあるけど、今回の学習で地震が起こったときの行動などを知ることができて良かったです。」
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